2006年12月24日

2005年11月30日分 ゲスト:中井貴一

国分:さあ、本日のゲストの方はですね、役者の中の役者という方で。
美輪:ホントにそう。なかなか出るタマじゃありませんよ。
国分:そうですよね。なかなかバラエティというか、トーク番組に出ることもないですけれども。どんな印象ですか?
江原:私は依然お目にかかったことがありましてね、なかなかね、表面とは違う面白い部分がありますよ。
国分:そうですか。そんな方からですね、メッセージを頂いております。『今日はどんなことでも素直に受け止めるつもりできました。見えたまま感じたままに、何でもおっしゃってください』ということでございます。
美輪:もう特別にイジメてさしあげましょう(笑)。Aコース、Bコース、Cコースあるけど、Aコースでいきましょうね(笑)。
江原:承知しました(笑)。
国分:あのAコースですね(笑)!

ナレーション:1961年、東京都生まれ
戦後を代表する俳優・佐田啓二を父に持ちながら
芸能界にはまったく関心がなかった彼が
不思議なきっかけで
大学在学中に映画俳優としてデビュー
俳優・中井貴一
中井:自分の人生が2秒くらいで変わったんですよ…
江原:それが実は、超能力者である所以の部分であって…
役を引き寄せる超能力とは?
そして、初めて明かす父のエピソード
ナレーション:国分太一・美輪明宏 『オーラの泉』
ナレーション:それではこれからスピリチュアルチェックを始めます。
中井:はい。
ナレーション:小さい頃、なりたかった職業は何ですか?
中井:植木屋さんです。
国分:へえ〜、植木屋さん…。
ナレーション:自分の嫌いなところはどこですか?
中井:短気な、ところでしょうか。
国分:見えない…。
ナレーション:よく見る夢は何ですか?
中井:親父の…前に座っていて、えー、自分の親父のことを、何て呼んでいいのかわからない夢はよく見ます。
ナレーション:結婚の決め手になったのは何ですか?
中井:えー、いろいろあるんですが、えー、立ち食いそばを…一緒に食べてくれたことです。
ナレーション:霊感はありますか?
中井:うーん…わからないです。あるような、ないような。自分でもちょっとよくわからないんですけど。幽霊は見ません。
国分:見ない。
ナレーション:最も大きな人生の転機はいつですか?
中井:この仕事に進んだ時…だと思います。

国分:さあ中井貴一さん、こちらへどうぞ。
中井:どうも。
国分:よろしくお願いします。さあ、あのオープニングでもちょっと話したんですけど、今日はAコースでいきますけどもね。
美輪:(笑)。
中井:Aコースはどっちのほうですかね?
国分:たぶん、今までAコースは出していないので。
中井:あ、出してない。
国分:相当いろんなことを言われると思いますけれども。
中井:覚悟してきました。大丈夫です。
国分:この番組自体は見たことありますか?
中井:拝見させていただいたことあります。
国分:やっぱり不思議な世界だと思ったりしますか?
中井:そうですね…ただあの、割と僕はあの、有神論者で、無宗教者なんですよ。
国分:はいはい。
中井:割と子供の頃から、物事を決める時には自分ひとりで決めなきゃいけないことが、親父がいなかったせいもあって多かったので、割と心の中でこう、「右左どっち右左どっち」と言ってると、ポッと答えが出てくることがあったんですよね。
国分:へえ〜。そうだったんですか!
中井:そういう意味では不思議な気は、自分の中では正直、してないのかもしれないですね。
国分:ちょっと面白そうな回になりそうな予感ですね、これは! 美輪さんは初めましてですか?
美輪:いや、初めましてじゃなくて、あの、2度目なの。今年のほら、『義経』の大河ドラマでご一緒だったでしょう? それであの、顔合わせの時にお目にかかったら、そしたらわざわざこんな大スターがね、向こうから挨拶に見えて、ずいぶんまあ仕付けのいい家庭にお育ちになって…礼儀正しい方だなあと思ったのね。うん。
国分:以前にもお会いしてるんじゃないかなと思ったんですけど、『義経』が最初なんですね。
美輪:そうなの。今年でしたよね。
国分:今年2回目ってことですね。
美輪:こうしてだんだん関係が深くなってゆく(笑)。
国分:そして江原さんは一度…。
江原:私はもう、10何年も前ですよねえ? あの、ひょんなきっかけで。
国分:その、お会いしたっていうのは、いろんなものを見てもらって?
中井:僕は、そんなことは何にも聞かされないで、ポンと江原さんのところに行ったんです。
江原:そしたらいろんなことが大発見できました。
国分:大発見できた。
中井:僕がその時言われたのは、「中井さんもこれをおやりになろうと思えばできると思いますよ」って言っていただいたんです。
国分:じゃあ…もう、かなりの才能の持ち主?
江原:特にね、ヒーリング能力といってね、あの…要するにこう人を癒す力を持ってらっしゃる。
国分:なるほど…あれ、今日レベル高い回、これ(笑)? そんな気がしてならないんですけどね。

【人生最大の転記は役者になった時】
国分:もっとも大きな人生の転機は『役者になった時』ということで。
中井:そう。
国分:役者になるって…。
中井:僕はずっと運動部できまして。俳優という仕事は、自分の選択項目にはなかったんですね。
国分:えー、そうなんですか?
中井:普通に大学に行きましたし。初めてうちの親が、(僕が)大学に入って、こういう仕事が来たっていうのは初めて言ったんです。で、「あなたの将来は、大学に入ったらもう大人だから、自分で決断をしなさい」と言って、ポンと渡されたんですね。僕は台詞を覚えられないだろうし人前で何かをやるというのは大嫌いだったので、一人で行って、お断りしようと思って席について、「申し訳ございません」って「辞めます」って言おうとした次の瞬間に、「やってみます」という言葉が出たんです。自分の人生が2秒くらいで変わったんですよ。
国分:えーーー!!!
美輪:(笑)。
中井:ホントに。
国分:でもそれはちょっと…僕のたとえだとちょっと違うんですけども、ファミレスとかに行って、スパゲティを食べようと思ったんですよ。で、「すいません注文お願いします」って言ったときに、『カキフライ定食』って言ったんですよ。
美輪&中井&江原:(笑)。
国分:でも俺の頭の中ではスパゲティだったんですよ。これはやっぱり同じような…?
江原:(笑)。それは………。
美輪:あなたの場合は憑依してなくて言ってるの。だから、あなたのスパゲティとは違うのよ(笑)。
国分:僕は憑依されてカキフライ定食になったわけじゃないんですね? 
美輪:だから別に、カキフライ食べたい幽霊がいたわけじゃないのよ。
国分:誰がその時に入ったんですかね?
江原:お父様。
国分:お父様が入った。はあ〜。それに関してどう思います?
中井:いや僕ね、それで…あの、ホントになんて言うんでしょうか、父が二枚目俳優だったんで、僕はもう子供の頃からその、「父には似てない似てない」と言われて、「父は二枚目だ」って父と息子って比べられて、「僕は二枚目じゃない」と思ってずっと生きてきましたから。祖母がいて、うちの母の母なんですけども、あの…僕がデビューした時に、デビュー作品が出来上がったときに亡くなってしまったんですけど、デビューが決まった時に僕を呼んだんです。それで「なに?」って言ったら、「よかったね、俳優の道を選んで」って。「あなたね、昔、あなたが生まれる時に来る人来る人が『可愛い赤ちゃんね』と言わなかった」と。パッと顔見ると「ああ」って息を呑んだっていうくらいに、「お元気そうですね」っていう言葉しか言えない赤ちゃんだったんですよ。僕は4000あったんで、生まれてきた時に。プクプクで。そしたらある日、母が検診で外に出た時に、僕がベビーベッドで、父と祖母だけになった時があって、そのときにうちの親父が「おばあちゃん」て。「この子、俺の跡取りになるよ」って、親父が祖母に言ったんだって。「だからきっと、あなたが俳優の道を選んだことは親父が喜んでるよ」って僕は言われたんですよ。だから、親父は跡取りになってほしいと思ってるって、祖母に初めて僕は聞いたので。それでたぶん、それを受けた時に親父が「ちょっとやってみろこれ」って言ったって、僕は思ったんですけどね。
国分:じゃあ自分の中でも、憑依して「はいやります」って納得できる。
中井:ていうか、それ以外考えられないもん。だって赤面性だわ、人前で何かやるの嫌いだわ、俳優なんて考えたこともなかったですもん。
国分:「はいやります」って言った時に、「え!?」って思った?
中井:たぶんそれは「カキフライ」って言った時の「え!?」と一緒だと思う
国分:(笑)。
中井:そのくらいの「あ、言っちゃった」っていう気持ちだと思う。
国分:そのあと、「まあいいか」になるわけですか。
中井:だってその後、向こうは「ありがとうございます」って帰りましたからね。
美輪:(笑)。
中井:「『カキフライ』って言っちゃったよ、今から変えられるかな」ってくらいの気持ちはあるでしょう?
国分:でも「まいっか」でしたね、僕の場合。
中井:そう。俺も「まいっか」って。
国分:すごい転機というか。
美輪:面白いわね。
国分:面白いですね。もし役者になっていなかったら何かやろうとか、仕事は?
中井:わかんないですけど、一応、大学の就職面接っていうのの第一希望は、広告代理店でしたから。
美輪:でも、大学までね、芸能界とか役者とか、そういうのが念頭になかったっておっしゃってるけど、なにかわからないけど、15、6歳の頃に何かありませんでした?
中井:周りにすごく言われるようになったんですよ。
国分:15、6歳の頃。
中井:はい。「お父さんが俳優だから俳優やるの?」とかっていうことを言われるようになったのは事実ですね。
江原:余談ですが15、6歳、プラス年齢的に、当然ながらかもしれませんが、ちょっと失恋というか…。
中井:ものすごく、異性を意識した青春時代だったんで(笑)。
美輪:(笑)。
江原:その事柄が、その、俳優さんになられることをちょっと足引っ張りましたよね?
中井:あ、そうかもしれない。
江原:要するにほら、さっきから言っているように、自分は二枚目じゃないからって言うけれど、二枚目でいらっしゃるじゃないですか。だけど、モテてれば二枚目って思ったかもしれないけれど、自分が思うアレが、うまく伝えられなかったり。
中井:あ、それはありましたね。
江原:意思疎通がね、できないから。「俺は二枚目じゃない」って。
中井:割と、ものすごく異性に興味がある青春時代だったそうなんですが(笑)。
美輪:(笑)。
中井:あまりその…なんていうんですか、断られるのが怖いと思うタイプ。自信がなかった。
美輪:そこいらへんのいろんなものが渦巻いてたのが、ちょうど15、6歳からなのね。
中井:彼女はいましたよ。
国分:はいはい。
美輪&江原:(笑)。
美輪:「ふん、どんなもんだい」って(笑)。
国分:役者はずっと続けていこうとは思ったんですか? それ以降。
中井:うーん…。
美輪:OKしたあと。
中井:まず1本やらせていただいた時に、「一生これをやれるかどうか」という不安はありましたね。だから大学の間は、「もし自分がダメであるならば、すぐ戻って就職活動だ」っていう、どっかにエクスキューズがあったのかもしれません。

ナレーション:
デビュー作は1981年の『連合艦隊』
この出演をきっかけに彼の役者人生が始まる
そして一昨年公開された『壬生義士伝』で
日本アカデミー賞・主演男優賞を受賞

国分:1作目とかそういう時って、お父さんも手伝ってあげてるんですかね? 中井貴一さんの、その作品には。
美輪:いやー…それは、そういう方じゃないと思うのね。
江原:ただね、中井さん自身はかなりの憑依体質であるから。役にはズドンと入っていって、そういうものに近い人を引き寄せてちゃうところあります。その主人公。たとえばそれが実話であるならば、その人自身を引き寄せる。だからそれを撮っている間は、その人の気分になっていってしまう。
中井:ものすごくそうです。怖いっていう。
美輪:まさにそうね。『壬生義士伝』なんて、まさにそうでしょう。
中井:はい。ものすごくそうです。僕は自分で変わってるつもりはないんですけど、うちの妻なんかに言わせると、「作品によって全然違う」って言うんですよね。俺は普通のつもりでいるんですけど、やっぱり………もうホントにそこがその…ある意味バカなんだなと思うんですけど、なんか………なんって…言葉で表現できないんですけど。
美輪:わかります。口で説明しようがないですもんね。
中井:説明しようがないですね。
美輪:ちょうど隣の座敷に移るようにスーッと、本能的にスーッと、なにげなく入れるんですよね。そういう方は。
国分:すごい。え、生活の中でもやっぱり、役に近いような状態の私生活になってしまったりするわけですか?
中井:自分では全然切り替えてるつもりなんですけど…いや別に「なんとかでござる」とかね(笑)、いうわけじゃなく(笑)。
国分&美輪&江原:(笑)。
国分:それは僕もなんとなくわかります(笑)。
中井:よかった、わかってもらえて(笑)。やっぱりなんかリズム的に、生活のリズムが変わっていったりとか、そういうことはやっぱりしますね。
江原:あと、私の世界の方から言うと、まあ後でわかると思いますが、中井さんはかなりの超能力者だから。
国分:はい。超能力者。
江原:あのね、ホントにね、役というだけじゃなくて、顔かたちまで変わっちゃうの。そういう役柄によって。それは専門用語で言うとね“変貌現象”っていって。
国分:変貌現象。
江原:うん。これはもう不思議な世界の話だけど、要するに自分自身の出すエクトプラズムによって顔の形成が変わるんですよ。だからね、同じ骨格の人なのに、違う顔に見えてくる。その役柄のね。そういう能力もお持ちで。だから全然、たとえば普段スマートな方でいらっしゃるけれども、それ自体も全然違うように見えてきたり。それ自体を作るだけの、超能力を持ってらっしゃる。
美輪:だから、それを持っている人が名優と言われてる人ね。
国分:なるほど。
美輪:そう。“聖なる怪物(詩人ジャン・コクトーの言葉。私生活では破天荒でも、偉大な才能を持つ芸術家)”っていうの。そういうの。
国分:選ばれた人間だけが持てるものですよね。
美輪:そうそう。

【父と向かい合ってる夢】
国分:よく見る夢ということで、えーと、「父と向かい合ってるんだけれども、なんて呼んでいいかわからない」。
中井:呼んだことがないですから。いつも親父がここにいるんですよ。で、僕が座ってるんですよ。で、「………………………………………………」って。
美輪:(笑)。
中井:ずっとこういう夢です。
国分:ずーっとふたりで、無言なんですか?
中井:ずーっと無言なんです。
国分:お父さんも。
中井:で、僕の心の声は流れてるんです。「親父かな…親父? どうなんだ。パパって? おいおいパパって(笑)」
国分&美輪&江原:(笑)。
国分:ほお〜。
中井:それで目が覚めるんです。
国分:へえ〜。それで、前に座っているお父さんていうのは、若い頃のお父さんですか?
中井:若い頃しか知らないので、写真残ってるからね。だから…たぶん、よく映像で見る父ですね。(父・佐田啓二さんは37歳のとき自動車の交通事故で死亡)
国分:じゃあ、同い年というか。
中井:僕の方が越えましたから、親父の年を。
美輪:お見かけしたところは、同じような青年同士よね。
国分:これはなんか意味するところがあるんですかね、この夢というのは?
江原:いや、会ってるんですよ実際に。夢でもいくつも種類があってその、たとえば自分のトラウマとかで見る夢もあるし、そうじゃなくって、向こうで会ってる。会ってるんだけれども、先ほど美輪さんおっしゃったようにね、ホントにあの…お父様にしてみたらば、中井さんに対して言うことってそれほどないんですよね。
中井:あ、そうですか。
江原:ていうかあの、お父様がおっしゃるのは家族その他のことの方が多くて。男の子ってそうなんじゃないですか? 実際、そんなに語るというほどのこともなく。
中井:そうですね。
江原:意外と生きてても照れてたり、そんなにベラベラしゃべりあったりとか。
国分:なにか仕事の話を親父から振られても、親父は恥ずかしがりながら「最近どうなんだ」みたいな、「これ聞いていいかどうか」みたいな感じでいるので。
美輪:照れくさいのよ。
国分:そうですね。
美輪:男の親子って、照れくさいの。「男は黙ってなんとか」っていうふうにね。だからそれで、自分の行動とか、“自分の後ろ姿を背を見て子は育つ”で、「何も言わなくてもわかるだろお前」みたいなところがあるのね。愛してないわけじゃない。愛してはいるんだけど、「おまえ」って口に出すのを潔しとしない。
国分:この先はこの夢は?
江原:一生見続けるでしょうね。
中井:ずっと「パパ…」って言うのかな(笑)。
国分&美輪&江原:(笑)。
国分:でもいつか。
美輪:でも、パパってのは似合わないからよ。あたしはお父様ね、大船の撮影所でお目にかかったことあるんですよ。有馬稲子さんとね大木実さんなんかと出てらして。その時もね、お父様は背中でこういうふうにやっていて、口数が少なくてね、ちょっとエキセントリックで。そういう方だったから、まして夢の中でも、それだと思いますよ。夢の中でガラッとベラベラ喋ったら、別の物が憑依してて、お父様の振りしててね。
中井:わかりました。
美輪:そう。

【結婚の決め手は立ち食いそば】
国分:結婚の決め手が「立ち食いそばを一緒に食べたこと」ですか。
中井:それだけじゃないですよ(笑)。
国分:いろいろあると言ってましたけど。
中井:はい。役者って…「役者って」って言ったら変なんですけど、元々僕はそんなに裕福ではなかったので、コロッケそばが食えなかったんですよ。かけそばしかね。
国分:高くてってことで。
中井:高くて、50円くらいなんだけど、ものすごく贅沢なわけですよ。かけそば食ってて、自分で稼ぐようになったら、コロッケそば食べたいじゃないですか。
国分:(笑)。もっとなんかありそうですけど、まずは。
中井:コロッケそば食べたいじゃないですか。隣のおじさんが、コロッケをつゆに浸してるのがうまそうに見えたわけですよ。そういう習慣が自分の中にあって。たまたま妻と知り合った時に、あの、あんまり、顔をさして、妻がこの世界の人じゃなかったんで、迷惑を掛けるのが嫌だったんですよ。一番顔ささないのが立ち食いそばだったし。で、妻と、めんどくさいし「立ち食いそば行くか」って言った時に、「ヤダ」って言われると思ったんですよ。「イヤよ立ち食いそばなんて」って言われると思ったんです。そしたら、「うん」って言って立ち食いそばに行って、それを「美味しいね」って食べてくれたっていうのが、ああいいなって思ったんですね。
国分:もちろんコロッケが入っていて。
中井:もちろんですよ。
美輪:(笑)。
国分:大人になりましたね(笑)。
中井:でも妻に、「なんでそばにコロッケなの」って言われましたけど。
美輪:その奥さんはうれしかったんだと思いますよ。
中井:そうでしょうか。
美輪:だって……あの、男の領域ですもの、立ち食いそばは。
国分:そうっすね。
美輪:男のテリトリーに、自分の好きな人が連れてってくれて。初めての立ち食いそばで、それが『神田川』の世界じゃないけどね、そういうしみじみとしたものっていうのは、すごくうれしかったんだと思う。
中井:それだったらよかったですけど(笑)。
国分:他に、どんなことで「あ、結婚してもいいかな」って思ったんですか?
中井:僕は、父が死んだのが37歳だったので、その年を越えるっていうことが不可能だと、自分で思って生きてきたんですよね。
国分:ん?
中井:「僕も37歳で死ぬ」と思って生きてきたので。
国分:え!? ずっと思ってたんですか? 子供の頃から。
中井:子供の頃から。
国分:じゃ、30過ぎぐらいで、「あと5年くらいしかない」とか。
中井:はい。そうです。だから結婚もしなかったですし。それで、みんなにそれを言っても「そんなことないよ大丈夫、生きる顔してる」とかって言われたんです。誰も信じてくれなかったんだけど、その、妻だけが、僕が38の誕生日を迎えた時に、僕の友人を呼んでパーティをしてくれたんです。その時に妻が、「よかったね生きれて」って言ってくれたっていうのが、それも大きかったですね。
国分:うーわぁ、素晴らしいですね!
中井:…ちょっと素晴らしく言い過ぎてるかな。
国分&美輪:(笑)。
国分:いやいやいや。でもそれを理解していたってことですもんね、奥さんも。
中井:それがうれしかったですね。
美輪:それだけじゃなくて、その奥様ね、ずっと祈ってたと思うの。とにかく半信半疑で、打ち消したい反面、そうならないようにならないように、ずーっとそのね、37歳を過ぎるのを念じ続けていらしたと思うわよ。で、38になって、その時ものすごくご自分自身もうれしかったんだと思うの。「あー!!」って。「なんでもなかった、そんなの思い過ごしだったんだわ」っていうのはすごくうれしいから。だからやっぱり、本人自身も神様に感謝して、うれしかったんだと思う。だから、それが伝わったんですよね。
江原:大体ね、テレビご覧になってる方もね、親御さんをね、早く亡くした方は、みんな同じ感覚あると思います。
美輪:そうなの。
江原:みんな、私もそうですけど、親早く亡くしてますからね。親が死んだ年はひとつのハードルなんですよ、やっぱり。それを生き延びた後っていうのは、人生観変わるんですね。
国分:はあ〜。
中井:新しい人生が始まったような気になるんですよ。
美輪:なんでなんだろうね。私の知ってる人たち、みんなそうなの。「お父さんの年に死ぬんだ」「お父さんより長生きできない、そういう家系なんだ、そういう運命なんだ」って、何で思い込むんでしょう。
江原:思い込むんですよね。
美輪:女の子はそう思わないのよね。不思議なの。男だけなのよ。それはやっぱり“オイディプス・コンプレックス(フロイトの心理学用語。男の子が無意識に母親に愛着を持ち、父親に敵意を抱く傾向)”っていうのがあってね。「父親を超えてやろう」ってのが子供にはあるのよ、息子には。「親父みたいなものにはなるまい」っていうものと、もうひとつは、「親父が偉大だからそれを超えてやろう」っていうのと、つまり男親っていうのは、オイディプス・コンプレックスの本当の対象なのよ。だから、それが「偉大だ、偉大だ」って言われてきたわけじゃないですか、中井さんの場合なんか。お父様はね、日本を代表する二枚目俳優だった。実績もおありになった。だから、「それを超えられないんだ」っていう周りの暗示なんかもいろいろあったんだと思いますよね。それが繋がっていったんでしょうね。よかったですねえ。
中井:はい。おかげさまで。
美輪:(笑)。
国分:ちょっと今の話だけでも、何か才能を持ってるなという気がするんですよね。いろんな、その霊的なものとか。
美輪:それはもう、多いでしょうねえ。霊的なものは。
国分:ですよねえ?

【オーラのカルテ】
国分:じゃあ、こっからオーラのカルテを作っていきたいと思います。
美輪:いよいよ、こちらの出番でございます(笑)。
国分:まずは、オーラの色ですけれども。
江原:はい。オーラは、いつも番組で申し上げてるんですけども、男性として非常にモテるタイプのオーラって、赤と青。
国分:赤と青。
江原:赤と青を持ってる人っていうのは、赤=情熱、青=クール。この両方を持ってる人は非常にやっぱり、男性としてモテるタイプなんですよ。一番なんていうのかな、男性として、凛々しく見える人のオーラなんですね。それでいて中井さんの場合はプラスえーとね、シルバーという色が入ってて、このシルバーというのは何て言ったらいいのかな、個性的。自分だけのこだわりっていうのを常に持つ人なんですね。それは、人と同じ価値観じゃないんですね。自分だけなんです。自分にしかわからない、さっきのコロッケみたいなもんですね(笑)。ですからそういうシルバーの色。そして紫。
国分:紫。
江原:情愛、優しさね。そういったものを持ち合わせている方です。うん。
国分:だから全然モテるタイプだったんですよ、子供の頃から。悩む必要はなかったんじゃないですか、もしかしたら?
中井:いや、ものすごい悩んできたんですけどね(笑)。
国分:逆にそれがよかったのかもしれないですよね(笑)。
美輪:そうね。
江原:それとやっぱり幽体のオーラの方で、幽体って体の方なんですけどね、気になるのがやっぱり腰。やっぱり、亀裂が入っちゃってて。役者さんて大変なんだろうなと思うんですね、体が。だからそういう、腰のメンテナンスっていうのかな。
中井:ものすごい当たってる。僕、ヘルニアですから。
国分:え、そうなんですか?
中井:椎間板ヘルニアです。
国分:幽体のオーラの時、あの、どう見えてるんですか、悪い場所っていうのは?
江原:あのね、幽体のオーラはね、頭の上にある精神のオーラとはまったく色の扱いが違うんです。たとえば「赤が情熱」とか云々てありますでしょう? でも幽体のオーラの場合はまったく違くて、普通、健康な人の場合はグリーンとかね、または黄色とかあるんだけれども、よくない場所っていうのはグレーがかったりくすんだり、または炎症的な部分があると赤い色とか、ちょっと暗い…何て言うんだろう。
美輪:ドドメ色っってやつ。
江原:ええ、そうです。
美輪:茶色っぽい。
江原:それでいて、亀裂が入るんですよね。これを、気の先生は“気のめぐりが悪い”ってたぶん言うんだと思うんです。それをオーラでは矢が刺さったみたいな、こう、ヒュッて入ってるんですね。
国分:さあ、続いて守護霊さんは。
江原:メインの方、申し上げます。メインの方は、お侍さんがいらっしゃるんですね。この方はね、戦とかをなさった時代の方なんです。だから戦、戦いということをよく知っている人で、やっぱりまあみなさん見ての通りだと思うんですが、まじめな方でね。ホントにこう、何て言うのかな、自分自身のやるべきこと責任というのはきちんと果たす人です。うん。そして、お坊さん。
国分:お坊さん。
江原:ええ。でいて、この人も行者さんでもある人なんです。この人が実は、役者さんでいて、なぜそういう行者さんとかそういう人が影響するかって、不思議に思うかもしれないけれども、だからそれは超能力者である所以の部分であって。
国分:はあ〜。
江原:うん。で、あの、ホントに先ほどご自身でおっしゃった、気の流れっていうんですかね。たとえば、私は芝居の世界はわかりませんけれども、お芝居っていろんな方と共演なさる時に、その時の空気や気の流れがあって台詞が出たりとか、きっとあるんだと思うんです。それの調子が悪い人とやると、イライラしますでしょう?
中井:はい。ものすごくダメです。
江原:ね。と思うんですよね。それはね、エネルギーっていうか、気の流れを読みながらやってて。だから台詞も、覚えた台詞を語るとかじゃないと思うんですよ。人格になってらっしゃるから。こうなったらこうだって、その、どういうタイミングでやるかっていうのも、エネルギーの流れでもって、ポンポンポンポン出てらっしゃると思うんです。
中井:そうですね。だから…たとえば美輪さんとお芝居させていただくじゃないですか。そうすると…美輪さんの体があって、お芝居してる時ってその後ろに…それは僕は背後霊だと思わないですけど、僕は後ろの人と芝居をしてる。それはたぶん美輪さんが役を背負ってらっしゃる時に、その役の人と芝居をしてる。だから肉体とかはあまり関係ないんですよ。後ろにこうスッと入れるものがあるかどうかで、ものすごい芝居がやりやすいかやりにくいかってあるんですよね。
美輪:想念ですよね。想念の交流という。
中井:それが…なんとなくこう、ホントに、言ってもわかってもらえないし。「ほお〜」で終わっちゃうんですよ。
国分:今の話は相当、納得できる話ですか?
中井:はい。
江原:それとね、ただ私は今日、私は十何年前にお目にかかってますけど、初めて姿見るんですけどね、あのね、シェイクスピアの時代の役者さんがいらっしゃる、後ろに。
国分:ほう。
江原:だから、それは私、初めて。前回の時はお見かけしなかったですね。あの…逆に質問していいですか? あの、舞台っていうものにすごく興味沸いてますか?
中井:ものすごく好きです。っていうのは変ですけど。
江原:今まで、どちらかっていうとテレビ・映画、そちらが中心ですよね。私、この方は新たにね、今までね、役目がなかったというかあまりお呼びでなく、ホントはいらっしゃって控えていらっしゃった。で、出てこられたんだと思うんですよ。ということは、この方の言ってること、要するにメッセージとかを合わせると、これから中井さん、舞台相当なさるかもしれませんですね。
美輪:いや、ずっとなさりたかったのよ。ね。
中井:(頷く)
美輪:ずっとなさりたかったの。ね。オファーも来ないし、これといった演出家だとか舞台だとかいろんなものや何かが、触手も動くとかもならなかったでしょう。でも最近とみにこう、何か不思議に沸いてきたのがおありになるでしょう。ね。
中井:そうですね。はい
美輪:あたしも伺っていい? あの…まあ、つかぬことを伺いますけど、お母様ってすごい信仰深い方じゃありません?
中井:祖母は割とそうでしたけど…
美輪:おばあさまなのかしら。あの…そのねえ、どうも観音様がねえ…あの、出てらっしゃる。
中井:ものすごく僕が、30くらいから信心深くなったんですよ。
国分:急にですか?
中井:はい。
国分:へえ〜。
美輪:それで?
中井:なんだかわかんないんですよ。自分で。ただホントにある時から、父の仏前とか、あと神棚。それから、父があの…どこか若い時にお寺さんから分けていただいた仏像が庭にあって、それを磨くようになったりとか、必ず手を合わせるように、水を換えるようになったりとか。別に何があったわけじゃないんですよ。でも、あるときから突然変わったんですよ。自分が。
美輪:仏像磨いたりなさるの?
中井:はい。おふくろから「何あなた信心深くなってるの」って言われたことがある。「何かあるのか」って思うんですけど。
江原:基本的に中井さん、こちらの世界の人ですからね。
美輪:そうそう。最初に言ったようにね。
中井:じゃちょっと、席そっちの方に。
美輪:どうぞ(笑)。
国分:大丈夫ですよここで。
美輪:信仰とかね、そういうものやなにかとまったく無縁じゃないんですよ。でいま、日本中の家庭っていうのはほら、信仰とか宗教とかね、特殊な方は別にして、まったく乖離してるところで生活してるじゃありませんか。だけど、中井さんのお宅はそうじゃないのね。昔ながらの古風なね、ちゃんとそういうものをなさってるお宅みたいで。で、中井さん自身もそれを持ってらっしゃるのね。うん。だからそのね、功徳のお守りがあるみたいな感じしない?
江原:そうです。ホントに。で、中井さんご自身もあの、何て言うんでしょう、たましいの経験がとても多い人なんですね。あの、多い人というのはだからそれだけ、この現世に何回も生まれて、それでいて経験をたくさん重ねてる方で。で…まあ、私あんまりこれ言いたくなかったんですけどね。ていうか、わざとらしく聞こえると嫌だからと思って。実はね、中井さんて昔、映画でも『ビルマの竪琴』とかなさったけど、ああいうお坊さんいらっしゃるんですよ。
国分:くっついてる。
江原:いやいや前世で。そうなんです。それ言うとあまりにも「そういう映画やってたから」とか言われたらやだなと思って。
美輪:そういうこと言う人もいるんですよね(笑)。
江原:でも実はそういう縁が、そういう映画に向かわせることとかね。だからご自身もその中にスッと入り込める。だって自分もしてたことがあるから、たましいの中で。で、そういう経緯があるから。だから超能力者だって。常にそういう暮らしをしてたってことがあるってことなんですね。
国分:中井貴一さんも自分の中で、何かを意識すれば「あ、これは助けてもらってる」ってことがわかってくるんですかね?
江原:わかってらっしゃると思いますよ。
国分:わかってたりするんですか?
中井:僕はまったく、自分ひとりで生きているとは思ってないです。たぶん、僕ほどいろんな人に助けられてる…それは生きてらっしゃる人もそうですし、僕はもうこれおふくろにも言うんですけど、まあおふくろのお陰もあると。ただ、親父がすべて、今俺がここに存在していることは、親父以外の何者でもないと。自分の実力が2だとすれば、みんなから受けたものが8だっていうふうに、僕はいつも思ってます。これは実際そう思ってます。
国分:お父さんは今近くにいたりするんですか?
江原:こんなこというと逆に中井さんに失礼なのかもしれないんだけど。あの………お父さん自身ね、中井さんのことをね、逆に惚れ惚れ見てるんですよ。

中井:(頷く)
江原:ていうことはね、これ、失礼というのはどうしてかというのはね、お父さんにしてみたらば、「中井さん自身がお父さん以上の役者さんだと思ってる」ってことなんですよ。自分ができなかったこととかあまり得意でなかった、それを全部ね、できているということに対しては、親子なのに尊敬の眼で見ているところがあるんです。うん。ただ、子供としての立場でものを言うのは別ですよ。うん。それはね、「もっと家族をこうしろ」とかっていう気持ちはあるけれども、役者さんとしては逆に先輩ぐらいに見てる。
美輪:というのはお父様の時代はね、終戦後だったし。ということだからね、そういう映画界自体のニーズもないし、そういう企画もないし、すべてが条件が揃ってなかったんですよ。だから、そういうものをもう全部中井さんがおやりになってらっしゃるから。むしろ「よかったね」って、「うらやましい」ぐらいに思ってらっしゃるんじゃない。
江原:ホントそうなんです。ひとつ面白いことをおっしゃるのはね、お父様がね、「親子だなあ」と思うことがあるんですって。すごく。それはどういうことかっていうとね、モノを書こうとするからだっていうんですよ。でね、あのね、自分で文章書き直したくなっちゃったりね。
中井:……ものっすごく当たってます。
美輪:(笑)。
中井:ものっすごく。
江原:だから「うわあ」って書き直したくなって、自分で失礼と思うけれども、 “自分だったら編”っていうのを作ったり(笑)。あとは自分自身で創作していきたいって、ホンを作りたいっていう。脚本を作りたいっていう願望もおありになる。
中井:………見られてましたね、僕の人生を。
国分:完璧に。
中井:はい、完璧です。
美輪:そうなさるの?
中井:はい。というか、やっぱりホンていうのは平面図…ですから。あの、平面図がちゃんとできていないと、建物ってちゃんと建たないじゃないですか。だから、ものすごくホンに対しての執着みたいなものが。
美輪:こだわり。
中井:こだわりが強いんだと思うんですね。ただ、自分流に直しすぎることがいいとは思わないんですけど、お客さんに喜んでもらうためにはどういうふうにしていくかっていうのは。
江原:それにはリズム、流れなんでしょうね。
美輪:それとね、やっぱり作家というものはね、私、自分で脚本書いたり演出してやってますでしょう? でわかるのは、作家はね、見えなくなるんですよ。自分だけ納得しといて、そして書き飛ばしたり書き漏らしたり、いろんなものが出てくるんですよ。役者として見ると、いろんなところが見えてくるんですよ。ね? だから、作家の部分と役者の部分ていうのがね、役者の目で見たりね、観客の目で見たりして脚本を書ける方、少ない!
中井:そうですね。
美輪:そこがだから、自分で筆入れたくなるでしょう。
中井:そうですね。
江原:お父さんもそうだったんですって。
中井:それは知らないですけど。
江原:それでね、だからそこはね、「似てるな」って。「そういうところは親子だな」って思うんです。
国分:お父さんが夢に出てきて、お父さん見てるわけじゃないですか。それは、元気かどうか確かめに来てるんですか?
江原:いや、そんなこともない。ただこう…言葉じゃない時間、なんかあるじゃないですか。それ自体がこう、なんていうのかな、触れ合いというか。
美輪:思いだけで。
江原:思いだけで。
国分:役者としては、先輩として見てたりするわけですか。
江原:そう。でもそれは、親御さんとしては幸せなことじゃないですかね。
美輪:やっぱりね、二枚目っていうのは損なんですよ。やっぱりね、正負の法則でね、楽あれば苦あり、苦あれば楽あり、何かをやれば何かを失う、やっぱり二枚目の女優とか俳優っていうのはね、二枚目じゃない人のね、つまり10倍くらいの演技をしないと「上手い」と言われないの。
国分:ああ〜、なるほど。
美輪:だから、平均的な芝居をすると「なんだ大根」て言われちゃうの。なまじ綺麗だから。うん。中井さんは自分で「二枚目」っておっしゃってないけども、やっぱり二枚目だから。どうしても、その10倍くらい上手くやらないと「上手い」って言われない、そういうハンデを持ってらっしゃるの。お父様はそれのもう、もう権化みたいに、そのハンデを抱えてらした方。
江原:それでね、ひとつだけごめんなさい。ちょっとまた、私が見えるだけのことなんですけどね。おうち建ててるのが見えるんですよ。建築してるっていうのがね。それでいて、おうちの建築予定はありますか?
中井:いや、今のところ建築はしていないです。
江原:していないですか。予定も立ってないですか。
中井:はい。
美輪:周りの場所はどんな場所?
江原:住宅地なんです。住宅地におうちを建てるというのが見えましてね。でいて、これの映像で何が言いたいかというのはね、どうもおうちを建てる話が出るなというのが感じられましてね。そこでね、注意点がひとつありましてね。あのね、中井さんは凝りだすと…すごいんですよ。
中井:はい。その通りです。
美輪:(笑)。
江原:あの、もう、何て言うんだろう。一部分でも凝りだしていくし………何て言うんだろう。
美輪:偏執的なぐらいにね。おありになる。
江原:そうなんです。それをね、始まると、家族全員恐れるくらい? その…いや、「大変なことになっちゃう」っていうね。「やっぱり自分が出て行って全部見ないと任せられない、やっぱり心配だ」って。
中井:もうホンットにその通りです。何とかしてくれませんかね、そこらへん(笑)。
江原&美輪:(笑)。
中井:なんとかなるものなら。
美輪:知るものか(笑)!
中井:これがAパターンか(笑)。
国分:これがAパターン(笑)。
中井:最後に突き放す。
国分:近づいたらドーンて(笑)。
中井:これがAコースなんだ。
美輪:瞬間湯沸かし器でいらっしゃるでしょう(笑)?
江原:それでね、ちょっとのアレも合わないと嫌っていう人なんですよ。きちんと。
中井:イヤな野郎だな〜。
江原:いや、几帳面なんですよ。
美輪:いや面白いわよ。マンガみたいんだもの。だって、カーって怒っててね、執念深くずーっと思ってるだろうと思ったら、次アレしたら、「え、なあに?」って。
中井:そうそう。
美輪:でしょう?
中井:はい。
美輪:忘れてるの。
中井:で、言われて思い出して、また怒ってくるんです。
国分&美輪&江原:(笑)。
国分:大変ですねそれは。
中井:めんどくさいですね。
国分:周りが迷惑(笑)。
中井:周りが迷惑(笑)。

国分:さあ中井貴一さん、今日はどうでしたか。スッキリしましたか?
中井:はい、スッキリしました。
国分:スッキリしましたか(笑)。
中井:いろんな意味でスッキリしました。はい。
国分:37歳の頃にお父さん亡くなって、それから今年齢を超えたわけじゃないですか。それからはやっぱり新しい人生じゃないですけど、そういう感じになってるんですか?
中井:僕の成人式でした。
国分:あぁ〜、いい言葉じゃないですか。お父さんは先輩として見ているという。
中井:ある意味とてもうれしいですし、ただ、永遠に僕は親父を抜かせないまま、自分の一生を終えるんだろうなと思うんですね。
国分:これ間違えてたら申し訳ないんですけど、もしかしたらスペシャルドラマやりませんか?
中井:あ、なんでわかるんですか?
国分:なんとなくですよ。
中井:今日いちばんのこと当てられたような。
国分:もしかして山田太一さん?
中井:え、はい。その通りです。
国分:どんなドラマですか?
中井:終戦60年記念ドラマなんですけど。山田太一さんの『終わりに見た町』という。(2005年12月3日放映)
国分:最後自分のセールスで終わって。
中井:ええ。自分でどんどん掘り出していく(笑)。
国分:(笑)。
posted by 大介 at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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